ティーバッティング
日本式?ティーバッティングには、賛否両論あります。
いわゆる斜めから投げるティーバッティングのことです。
私もできるなら正面から投げるティーバッティングの方が良いと思うのですが、正面からのティーバッティングには色々な条件というか問題があります。
一番は、場所(スペース)です。
やはり、正面からのティーバッティングをしようと思えばそれなりの場所(スペース)が必要になります。
次に設備です。
いわゆる鳥籠のようなネットで囲った設備が必要です。
もちろん、投げる人用のネットも必要です。
次に投げる人の技術も必要です。
正面から投げるので、投げる人の方向に打球が飛ぶことが多く、投げたらすぐにネットに隠れないとボールに当たってしまう危険があります。
これらの条件をクリアできるのであれば正面からのティーバッティングを勧めますが、日本にこれをできる施設がどれだけあるでしょうか。
アメリカでは、バッティング施設や少し大きな公園になるとこのような条件をクリアできる施設があったりします。
しかし日本には、なかなか見当たらないでしょう。
限られたチームや学校、野球塾ぐらいになるでしょう。
施設がなければ、練習ができないのでは多くの野球少年がバッティング練習ができなくなってしまいます。
となると斜めからのティーバッティングで練習するしかありません。
要は、やり方だと思います。
斜めから投げるということは、試合ではありえない角度からボールがくるので練習になるのかという議論がされますが、試合でのピッチャーであっても色々な角度できます。
右ピッチャーや左ピッチャー、サイドスローもいればアンダースローもいます。
あとは、正面からのティーバッティングなら色々な方向に打てるというメリットはあります。
こういったメリットやデメリットはありますが、どちらにしてもしっかりピッチャーが投げたイメージとピッチャーの投げたボールを打っているイメージができていないと効果は半減してしまいます。
大事なのは、ピッチャーのボールを打っているイメージができるかどうかだと私は思います。
ボールとバットが当たるのは一緒です。
何の練習をしても、どんな練習をしてもイメージができない選手は上達も遅いように思います。