スポーツマンシップ
日本のスポーツ文化にはあまり負けたチームや選手が勝ったチームや選手を讃えることはありません。
なぜなら、指導者が『負けたのにヘラヘラするな』とか、『悔しくないのか』と言うからではないでしょうか。
勝負は勝たないと意味がない、その通りかもしれません。
プロ野球やプロスポーツでも負けて『ヘラヘラ』してたら指導者やマスコミにたたかれます。
ですが、指導者は『良いものは良い選手から盗みなさい』と言います。
なら、自分が負けたとしても勝ったチームを讃えて良いものを盗むことはできるのではないでしょうか。
そして、負けて『下を向くな』ともよく言います。
『ヘラヘラ』していたら怒られるし、下を向いていても怒られます。
この辺りの矛盾というか理不尽な部分は日本特有の文化ではないでしょうか。
それが日本の素晴らしいところだと言われる方もいますが、選手にとってはたまったものじゃありません。
全てをプラスに考えても良いのではないでしょうか。
負けても次に勝つためにどうするか、次に自分が活躍するためにどうするかが大切なのではないでしょうか。
選手の感情を制限してしまうのは、指導者は気をつけなければならないことの一つではないでしょうか。
悔しい気持ちが大切なように、喜んだり羨ましくおもったりする気持ちもまた大切なのではないでしょうか。
指導者によって出る感情は、何の意味もないように思います。